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Azureに関する技術情報

Azure Weekly Update-2022年9月16日

製品紹介


Azure に関する発表のニュースレター

2022 年 9 月 9 日 ~ 2022 年 9 月 15 日

発表の概要

API Management 一般提供 – 更新数: 1
App Services プレビュー機能 – 更新数: 1
Backup 一般提供 – 更新数: 1
価格の更新 – 更新数: 1
Container Registry プレビュー機能 – 更新数: 1
Database for MySQL 一般提供 – 更新数: 1
プレビュー機能 – 更新数: 1
Database for PostgreSQL 一般提供 – 更新数: 1
Kubernetes Service 一般提供 – 更新数: 1
プレビュー機能 – 更新数: 3
Load Testing リージョンの更新 – 更新数: 1
Media Services 一般提供 – 更新数: 1
Monitor プレビュー機能 – 更新数: 1
リージョンの更新 – 更新数: 2
NetApp Files 一般提供 – 更新数: 1
Orbital 一般提供 – 更新数: 1
プレビュー機能 – 更新数: 1
Virtual Machines 一般提供 – 更新数: 1
プレビュー機能 – 更新数: 1
Virtual Network 一般提供 – 更新数: 1

発表の合計: 23

発表の詳細

Azure サービス: API Management

一般提供

API Management DevOps Resource Toolkit v1.0.0 を使用すると、CI/CD パイプラインで API を簡単に展開できます。DevOps Resource Toolkit は、あるサービスから API を抽出し、他のサービスに適用できるようにします。

発表: https://azure.microsoft.com/ja-jp/updates/generally-available-api-management-devops-resource-toolkit-v100/

ドキュメント: https://learn.microsoft.com/ja-jp/azure/api-management/devops-api-development-templates?WT.mc_id=wwc-aces

Azure サービス: App Services

プレビュー機能

gRPC を使用すると、リモート プロシージャ コール フレームワークを利用して、HTTP/2 を介したクライアントとサーバー間のメッセージを効率化できます。HTTP/2 上で gRPC プロトコルを使用することにより、同じ接続を介して複数の並列要求を送信する多重化などの機能を利用できるようになります。この機能は、App Service の Linux ワークロードで使用できます。

発表: https://azure.microsoft.com/ja-jp/updates/public-preview-grpc-support-in-azure-app-service/

ドキュメント: https://techcommunity.microsoft.com/t5/apps-on-azure-blog/a-heavy-lift-bringing-kestrel-yarp-to-azure-app-services/ba-p/3607417

Azure サービス: Backup

一般提供

組み込み機能としての Azure Backup の Azure Monitor アラートの一般提供が開始されました。このソリューションを使用すると、バックアップ セキュリティやジョブの失敗に関する重大なシナリオが発生した際、Azure Monitor と統合された既定のアラートを受信できます。これらのアラートは、Azure Monitor ダッシュボードまたはバックアップ センターで大規模に監視できます。また、任意のさまざまな通知チャネルにアラートを転送することもできます。

組み込み機能としての Backup の Azure Monitor アラートを使用する主なメリットは以下のとおりです。

Azure Monitor でサポートされているさまざまな通知チャネルへの通知を構成することが可能
通知するシナリオを選択することが可能
Backup などの複数の Azure サービスで一貫したアラート管理エクスペリエンスを実現することが可能。大規模な管理機能も備えている。

発表: https://azure.microsoft.com/ja-jp/updates/generally-available-builtin-azure-monitor-alerts-for-azure-backup/

ドキュメント: https://learn.microsoft.com/ja-jp/azure/backup/move-to-azure-monitor-alerts?WT.mc_id=wwc-aces

価格の更新

予約容量ストレージの購入により、Azure Backup Storage の利用コストを最大 24% 削減できます。対応するバックアップ ストレージに予約の割引が自動的に適用され、予約の購入プロセスが効率化されます。予約は 1 年分 (最大 16% の割引) または 3 年分 (24% の割引) 行うことができます。

発表: https://azure.microsoft.com/ja-jp/updates/reserved-capacity-pricing-for-backup-storage/

ドキュメント: https://learn.microsoft.com/ja-jp/azure/backup/backup-azure-reserved-pricing-optimize-cost?WT.mc_id=wwc-aces

Azure サービス: Container Registry

プレビュー機能

Azure Container Registry (ACR) の論理的な削除機能を使用すると、誤って削除された可能性のある成果物を復元できます。

この機能を有効にして成果物を削除すると、削除された成果物は数日間ごみ箱に保存されます (保存日数はユーザーが構成可能)。これにより、成果物がまだごみ箱にある間に成果物を復元し、その成果物からすぐにコンテナーを作成できます。ごみ箱の構成された保存期間を過ぎると、成果物は Azure Container Registry から完全に消去されます。

発表: https://azure.microsoft.com/ja-jp/updates/public-preview-soft-delete-in-azure-container-registry/

ドキュメント: https://learn.microsoft.com/ja-jp/azure/container-registry/?WT.mc_id=wwc-aces

Azure サービス: Database for MySQL

一般提供

Azure Database for MySQL – フレキシブル サーバーのカスタマー マネージド キー (CMK) によるデータ暗号化により、保存データの保護に Bring Your Own Key (BYOK) を使用できるようになります。この機能を使用して、キーとデータの管理における職務の分離を実装できます。また、Azure Key Vault を使用して、キーを一元的に管理および整理できます。カスタマー マネージド暗号化を使用する場合、キーのライフサイクル、キーの使用アクセス許可、キーに対する操作の監査については、お客様の責任となり、お客様が完全に制御できます。

発表: https://azure.microsoft.com/ja-jp/updates/general-availability-azure-database-for-mysql-flexible-server-data-encryption-with-cmk/

ドキュメント: https://learn.microsoft.com/ja-jp/azure/mysql/flexible-server/concepts-customer-managed-key?WT.mc_id=wwc-aces

プレビュー機能

メジャー バージョンのアップグレード機能により、Azure Database for MySQL – フレキシブル サーバーの既存インスタンスのインプレース アップグレードを行うことができます (MySQL 5.7 から MySQL 8.0 へ)。データを移動したり、アプリケーションの接続文字列を変更したりする必要なく、ボタンをクリックするだけでアップグレードできます。この機能により、Azure Database for MySQL – フレキシブル サーバーのインスタンスでメジャー バージョンのアップグレードを効率的に行うことができ、MySQL 8.0 が提供する最新機能を利用できるようになります。

発表: https://azure.microsoft.com/ja-jp/updates/public-preview-azure-database-for-mysql-flexible-server-major-version-upgrade/

ドキュメント: https://learn.microsoft.com/ja-jp/azure/mysql/single-server/how-to-major-version-upgrade?WT.mc_id=wwc-aces

Azure サービス: Database for PostgreSQL

一般提供

Azure Database for PostgreSQL – フレキシブル サーバーは、自動スナップショット バックアップを実行し、保持期間内の任意の時点への復元を可能にします。前回のバックアップから実行する回復の量によっては、復元と回復がすべて完了するまで数分かかる場合があります。

最新データは必要ないが、サーバーの迅速な立ち上げが必要となるテスト、開発、バックアップのデータ検証などのユース ケースに対応するため、Azure Database for PostgreSQL – フレキシブル サーバーで最速の復元機能がサポートされるようになりました。この機能では、利用可能なすべての自動バックアップのリストが示され、特定のバックアップを選択して復元できます。その際に、新しいサーバーがプロビジョニングされ、スナップショットからバックアップが復元されます。この機能では回復が行われないため、高速で予測可能な復元エクスペリエンスが実現されます。

発表: https://azure.microsoft.com/ja-jp/updates/generally-available-fast-restore-for-azure-database-for-postgresql-flexible-server/

ドキュメント: https://learn.microsoft.com/ja-jp/azure/postgresql/flexible-server/concepts-backup-restore?WT.mc_id=wwc-aces

Azure サービス: Kubernetes Service

一般提供

AKS で、A100 GPU のマルチインスタンス GPU (MIG) の一般提供が開始されました。マルチインスタンス GPU は、同一の VM 上でさまざまな Kubernetes ワークロードを実行するために GPU を分割するメカニズムを提供します。このたび、A100 GPU SKU を使用して実稼働ワークロードを実行できるようになりました。パフォーマンス向上のメリットを享受できます。

発表: https://azure.microsoft.com/ja-jp/updates/generally-available-multiinstance-gpu-support-in-aks/

ドキュメント: https://learn.microsoft.com/ja-jp/azure/aks/gpu-multi-instance?WT.mc_id=wwc-aces

プレビュー機能

API サーバー VNet 統合が構成された Azure Kubernetes Service (AKS) クラスターは、API サーバー エンドポイントを、AKS がデプロイされている VNet 内の委任されたサブネットに直接投影します。これにより、必須のプライベート リンクやトンネルなしで、API サーバーとクラスター ノード間のネットワーク通信が可能になります。API サーバーは、委任されたサブネット内の内部ロード バランサー VIP の背後で使用できます。ノードは、この内部ロード バランサー VIP を使用するように構成されます。

発表: https://azure.microsoft.com/ja-jp/updates/public-preview-api-server-vnet-integration-for-aks-private-cluster/

ドキュメント: https://learn.microsoft.com/ja-jp/azure/aks/api-server-vnet-integration?WT.mc_id=wwc-aces

プレビュー機能

操作中止の機能を使用すると、Azure Kubernetes Service (AKS) のクラスターやエージェント プールに対する操作を途中で中止できます。これは操作の正常な終了処理ではなく、行われている操作がどの段階にあってもそこで停止されます。中止が完了すると、クラスターのプロビジョニングの状態が [キャンセル済み] 状態になります。

注: クラスターの正常性に影響するおそれがあるため、処理が止まっている、処理に時間がかかっているなどの緊急時の手段としてこれを使用することをお勧めします。

発表: https://azure.microsoft.com/ja-jp/updates/public-preview-operation-abort/

ドキュメント: https://learn.microsoft.com/ja-jp/azure/aks/troubleshooting?WT.mc_id=wwc-aces

プレビュー機能

Azure ネットワーク ポリシー マネージャー (NPM) の対象が AKS 用の Windows Server 2022 に拡大されます。

–network-policy=azure を使用してクラスターを作成した場合、Linux および Windows Server 2022 ノードのすべてのポッドのトラフィックに Kubernetes Network Policy リソースのセキュリティ ルールを適用できるようになりました。

ネットワーク ポリシー マネージャーは、引き続きクラスター作成時に構成可能なマネージド ソリューションとして提供されます。

発表: https://azure.microsoft.com/ja-jp/updates/public-preview-windows-network-policy-manager-for-windows-server-2022-in-aks/

ドキュメント: https://learn.microsoft.com/ja-jp/azure/aks/use-network-policies?WT.mc_id=wwc-aces

Azure サービス: Load Testing

リージョンの更新

英国南部で Azure Load Testing のパブリック プレビューが開始されました。

発表: https://azure.microsoft.com/ja-jp/updates/public-preview-azure-load-testing-in-uk-south/

ドキュメント: https://azure.microsoft.com/ja-jp/explore/global-infrastructure/products-by-region/?products=load-testing&regions=all&rar=true

Azure サービス: Media Services

一般提供

Azure Media Services での、低遅延ライブ ストリーミング (LL-HLS) の一般提供開始をお知らせします。これにより、Apple の低遅延 HLS (LL-HLS) 仕様に対応したプレーヤーであれば、Glass to Glass の遅延は 4 秒まで短縮されます。4 – 7 秒台の低遅延により、さまざまな対話型アプリケーションを構築し、視聴者とのシームレスかつ大規模なエンゲージメントを実現することができます。

低遅延ライブ ストリーミングを使用すると、どのような種類のアプリケーションを構築できますか?

低遅延のサポートにより、次のようなさまざまな対話型シナリオをストリーミングできます。

小売のライブ ショッピング。
フィットネスと教育の指導クラス。
視聴者が絵文字を使ってチャットやリアクションができる、ソーシャル ストリーミングとユーザー生成型ライブ。
Media Services での低遅延ライブ ストリーミングの主な機能は何ですか?

4 – 7 秒の遅延 (上限の遅延はネットワークの状態や地域によって異なる場合があります)。
50 以上の言語での自動ライブ文字起こし。
PlayReady、Widevine、FairPlay の動的暗号化およびデジタル著作権管理 (DRM) のサポート。
プレーヤー フレンドリ – Apple デバイス (MacOS 12 および iOS15 以上) でネイティブに動作し、プレーヤーでの追加作業は必要ありません。HLS.js、Video.js、Shaka などの最新バージョンで再生の評価が行われています。
既存のライブ イベントのエンコードに追加コストはかかりません。
LL-HLS 再生を使用しない場合の DASH 配信の遅延を大幅に改善 (現時点では LL-DASH はサポートされていません)。

発表: https://azure.microsoft.com/ja-jp/updates/general-availability-azure-media-services-lowlatency-live-streaming/

ドキュメント: https://media.microsoft.com/live

Azure サービス: Monitor

プレビュー機能

公開日: 2022 年 9 月 14 日
Azure Monitor で、Ampere Altra Arm ベースの Azure 仮想マシンおよび Arm ノードを持つ Azure Kubernetes Service がサポートされるようになりました。次のことができるようになりました。

Azure Monitor エージェントを使用して、簡単に主要なメトリックを収集し、仮想マシンのパフォーマンスを追跡する。
データ収集ルールを使用して、マシンのサブセットに対して独自のスコープ構成を定義し、データ収集設定を大規模に管理する。
Arm ベースの Azure 仮想マシンのインフラストラクチャに関する問題と VM insights を関連付ける。
Container insights を使用して、Arm ノードを持つ AKS クラスターを監視する。

発表: https://azure.microsoft.com/ja-jp/updates/public-preview-monitoring-for-ampere-altra-arm-based-vms-and-aks-clusters/

ドキュメント: https://learn.microsoft.com/ja-jp/azure/azure-monitor/agents/agents-overview?WT.mc_id=wwc-aces#supported-operating-systems

リージョンの更新

カスタム メトリックを監視するメトリック アラート ルールを、以下のヨーロッパのリージョンに保存できるようになりました (これまでは既定の “グローバル” リージョンで可能でしたが、それに加えて以下のリージョンで可能になります)。

北ヨーロッパ
西ヨーロッパ
スウェーデン中部
ドイツ中西部
この機能は、上記 4 つのヨーロッパのリージョンのいずれかにあるリソースのカスタム メトリックを監視するメトリック アラート ルールを定義する際に利用できます。リージョン内にアラート ルールを保存することで、アラート ルールのメタデータとその処理をヨーロッパ内に留めることができます。

また、EU リージョン内にアクション グループを保存することも可能になりました。これにより、EU ベースのメトリック アラート ルールと EU ベースのアクション グループを組み合わせることで、アラートの評価とアクションを含むエンドツーエンドのエクスペリエンスをヨーロッパ内で実現できます。

発表: https://azure.microsoft.com/ja-jp/updates/general-availability-update-on-metric-alert-rules-on-custom-metrics/

ドキュメント: https://learn.microsoft.com/ja-jp/azure/azure-monitor/alerts/alerts-troubleshoot-metric?WT.mc_id=wwc-aces#process-data-for-a-metric-alert-rule-in-a-specific-region

リージョンの更新

以下のヨーロッパのリージョンにアクション グループを保存できるようになりました (これまでは既定の “グローバル” リージョンで可能でしたが、それに加えて以下のリージョンで可能になります)。

スウェーデン中部
ドイツ中西部
この機能は、アクション グループを定義する際に利用できます。リージョン内にアクション グループを保存できるようになることで、アクション グループのメタデータとその処理をヨーロッパ内に留めることができます。

発表: https://azure.microsoft.com/ja-jp/updates/generally-available-action-groups-can-now-be-saved-and-processed-within-europe/

ドキュメント: https://learn.microsoft.com/ja-jp/azure/azure-monitor/alerts/action-groups?WT.mc_id=wwc-aces

Azure サービス: NetApp Files

一般提供

Azure NetApp Files ボリュームの Standard ネットワーク機能の一般提供が開始されました。Standard ネットワーク機能は、拡張された一貫性のある仮想ネットワーク エクスペリエンスを実現し、Azure NetApp Files のセキュリティ体制を整えます。

新しい Azure NetApp Files ボリュームの作成時に、Standard ネットワーク機能または Basic ネットワーク機能のいずれかを選択できるようになりました。

Basic は、最新の機能、制限付きのスケール、および各種機能を提供します。
Standard は、Azure NetApp Files ボリュームまたは委任されたサブネットに対する以下の新機能を提供します。
Azure NetApp Files ボリュームを使用する VNet の IP の上限が増加。この上限が VM と同じになることで、既存のトポロジまたはアーキテクチャ内に Azure NetApp Files ボリュームをプロビジョニングできるようになります。これにより、VDI、AVD、AKS などのワークロードで Azure NetApp Files を使用するためのネットワーク トポロジの再設計が不要になります。
Azure NetApp Files の委任されたサブネットでのネットワーク セキュリティ グループ (NSG) のサポートによるネットワーク セキュリティの強化。
Azure NetApp Files の委任されたサブネットとの間のユーザー定義ルート (UDR) のサポートによるネットワーク制御の強化。トラフィック検査のために、任意のネットワーク仮想アプライアンスを介して、Azure NetApp Files との間のトラフィックを誘導できるようになりました。
オンプレミス ネットワークから Azure NetApp Files への高可用性接続を実現するように設定されたアクティブ/アクティブ VPN ゲートウェイを経由した接続。
Azure NetApp Files への ExpressRoute FastPath 接続。FastPath は、オンプレミス ネットワークと Azure Virtual Network 間のデータ パスのパフォーマンスを向上させます。

発表: https://azure.microsoft.com/ja-jp/updates/general-availability-standard-network-features-for-azure-netapp-files/

ドキュメント: https://learn.microsoft.com/ja-jp/azure/azure-netapp-files/azure-netapp-files-network-topologies?WT.mc_id=wwc-aces

Azure サービス: Orbital

一般提供

本日、マイクロソフトは、Azure Orbital Ground Station の一般提供開始を発表します。Azure Orbital Ground Station は、フル マネージド サービスとして提供される地上局であり、すべてのお客様にご利用いただけるようになりました。是非ご検討ください。

Azure Orbital Ground Station のミッションは、マイクロソフトのパートナー エコシステムと連携して、衛星通信事業者が衛星に集中し、より低コストかつ低遅延のクラウド運用を実現することであり、Azure のパワーによって、事業者がより早く市場参入できて、高いセキュリティを実現できるようにすることです。マイクロソフト独自のパートナー重視型アプローチにより、地上局のパートナー ネットワークを緊密に統合し、お客様が選択した Azure リージョンへのデータ配信をゼロ コストで実現します。これにより、お客様の総運用コストを削減し、お客様の Azure テナントにおけるデータがさらなる処理のために利用可能になります。

発表: https://azure.microsoft.com/ja-jp/blog/new-azure-space-products-enable-digital-resiliency-and-empower-the-industry/

ドキュメント: https://azure.microsoft.com/ja-jp/blog/new-azure-space-products-enable-digital-resiliency-and-empower-the-industry/

プレビュー機能

Azure Orbital Cloud Access は、企業や公共組織が最も必要とする場所にクラウドへのアクセスを提供します。宇宙エコシステム全体において、低遅延の衛星通信ネットワークが普及しつつあります。光ファイバー、携帯電話、衛星ネットワークを横断したアクセスを拡張していくためには、これらのオプション間でトラフィックをインテリジェントに優先順位付けし、レジリエントな接続性を滑らかなクラウド体験に橋渡しするためのアクセス方法が必要です。

本日、マイクロソフトは、Azure Orbital Cloud Access のプレビューを発表します。5G と衛星通信が統合された未来に向けた重要なステップである Azure Orbital Cloud Access は、地球上のどこからでも低遅延 (1 ホップ) のクラウド アクセスを可能にする新サービスであり、企業のクラウド運用に衛星通信を導入することを容易にします。

より具体的には、Azure Government プレビューのお客様に、接続性がほとんどない地域や、フェイルオーバー接続オプションが必要な地域における新たなシナリオと機会が提供されます。Azure Orbital Cloud Access は、SpaceX の Starlink 接続と Azure エッジ デバイスを通じた優先的なネットワーク トラフィックを提供し、Starlink が稼働する場所であればどこでも、マイクロソフトのクラウド サービスにアクセスできるようにします。

「Starlink の高速かつ低遅延なグローバル接続と Azure インフラストラクチャの組み合わせにより、ユーザーはいつでもどこでも光ファイバーを使用しているかのようにクラウド コンピューティングにアクセスできるようになります。このソリューションを官民両方のお客様に提供できることをうれしく思っています」 — グイン ショットウェル (Gwynne Shotwell) 氏、SpaceX プレジデント兼 COO

さらに、Azure Orbital Cloud Access は、シンプルな月額利用料と従量制の衛星通信消費モデルによる課金体系で、お客様のソリューション全体を管理します。

また、Juniper Networks の SD-WAN テクノロジとネイティブに統合されており、お客様は光ファイバー、携帯電話、衛星通信ネットワーク間の接続に優先順位を付けることができます。

現在、Azure Orbital Cloud Access のプレビューは Azure Government のお客様向けに提供されています。ご登録は、マイクロソフトのアカウント担当チームにお問い合わせください。

発表: https://azure.microsoft.com/ja-jp/blog/new-azure-space-products-enable-digital-resiliency-and-empower-the-industry/

ドキュメント: https://azure.microsoft.com/ja-jp/blog/new-azure-space-products-enable-digital-resiliency-and-empower-the-industry/

Azure サービス: Virtual Machines

一般提供

現在、Azure Dedicated Host 上で実行される仮想マシン (VM) では、データ ディスクとして Standard ディスクと Premium ディスクの使用がサポートされています。このたび、Dedicated Host で Ultra ディスクがサポートされるようになります。

Ultra ディスクは、高いスループット (ディスクごとに最大 4,000 MBps) と高い IOPS (ディスクごとに最大 160,000 IOPS) をディスク サイズに応じて提供する、Azure の極めて高性能なディスクです。Oracle DB、MySQL DB、その他の重要なデータベース、ゲーム アプリケーションなど、大量のデータを扱い、待機時間が重要な IaaS ワークロードを実行する場合は、Dedicated Host でホストされる VM のデータ ディスクとして Ultra ディスクを使用すると効果的です。

発表: https://azure.microsoft.com/ja-jp/updates/generally-available-azure-dedicated-host-support-for-ultra-ssd/

ドキュメント: https://learn.microsoft.com/ja-jp/azure/virtual-machines/dedicated-hosts-how-to?tabs=portal

プレビュー機能

クロステナントのカスタマー マネージド キー (CMK) を使用したマネージド ディスクの暗号化により、別の Azure Active Directory (AD) テナントでホストされる Azure Key Vault を利用したクロステナントのカスタマー マネージド キーによるマネージド ディスクの暗号化が可能になります。

Azure でサービスとしてのソフトウェア (SaaS) オファリングを構築している多くのサービス プロバイダーは、顧客に独自の暗号化キーを管理するオプションを提供したいと考えています。サービス プロバイダーの顧客は、クロステナントのカスタマー マネージド キーを使用することで、Azure Key Vault を利用して、独自の Azure AD テナントおよびサブスクリプションで暗号化キーを管理できるようになりました。結果として、カスタマー マネージド キーとデータの完全な制御が可能になります。

発表: https://azure.microsoft.com/ja-jp/updates/public-preview-encrypt-managed-disks-with-crosstenant-customermanaged-keys/

ドキュメント: https://learn.microsoft.com/ja-jp/azure/virtual-machines/disks-cross-tenant-customer-managed-keys?WT.mc_id=wwc-aces&tabs=azure-portal

Azure サービス: Virtual Network

一般提供

ピアリングされている仮想ネットワークのアドレス空間の変更機能が一般提供になりました。この機能を使用すると、ピアリングを削除することなく、ピアリングされている仮想ネットワークのアドレス空間の更新やサイズ変更を行うことができます。

Azure のフットプリント拡大時に、仮想ネットワークの IP アドレスのサイズ変更や更新を行いたい場合がよくあります。このたび、ダウンタイムなしで仮想ネットワークのサイズ変更を行うことが可能になり、こうしたニーズを満たせるようになりました。この機能により、事前にピアリングを削除することなく、仮想ネットワークのサイズ変更を簡単に行うことができます。

発表: https://azure.microsoft.com/ja-jp/updates/resizing-of-peered-virtual-networks-is-now-generally-available/

ドキュメント: https://learn.microsoft.com/ja-jp/azure/virtual-network/virtual-network-peering-overview?WT.mc_id=wwc-aces#resize-the-address-space-of-azure-virtual-networks-that-are-peered

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