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Azure Weekly Update-2022年10月7日

製品紹介


Azure に関する発表のニュースレター

2022 年 9 月 30 日 ~ 2022 年 10 月 6 日

発表の概要

API Management 廃止機能 – 更新数: 1
App Services 廃止機能 – 更新数: 1
Backup 一般提供 – 更新数: 1
Batch 廃止機能 – 更新数: 3
Cognitive Services 廃止機能 – 更新数: 1
Database for MySQL 廃止機能 – 更新数: 1
Database for PostgreSQL 廃止機能 – 更新数: 1
Firewall プレビュー機能 – 更新数: 2
Machine Learning 一般提供 – 更新数: 1
プレビュー機能 – 更新数: 1
Maps プレビュー機能 – 更新数: 1
Monitor 廃止機能 – 更新数: 2
Redis Cache 廃止機能 – 更新数: 1
SDK 廃止機能 – 更新数: 1
SQL Database 新機能 – 更新数: 1
Virtual Machines リージョンの更新 – 更新数: 1
Virtual Network 廃止機能 – 更新数: 1

発表の合計: 21

発表の詳細

Azure サービス: API Management

廃止機能

Azure API Management セルフホステッド ゲートウェイのバージョン 0 とバージョン 1 のサポートは 2023 年 10 月 1 日に終了します。

セルフホステッド ゲートウェイのバージョン 2 が既に利用可能です。このバージョンには以下の改善が含まれています。

API インスペクターまたはクォータが使用されていない限り、Azure Storage への依存を排除する新しい構成 API。
新たなコンテナー イメージを導入するとともに、新たなコンテナー イメージ タグを導入し、お客様がマイクロソフトのゲートウェイの試用および実稼働環境への展開に最適な方法を選択できるようにしました。
現在、セルフホステッド ゲートウェイのバージョン 1 またはバージョン 0 を使用している場合は、コンテナー イメージと構成 API の両方のコンポーネントを手動で移行する必要があります。v0 または v1 のコンテナー イメージを最新の v2 イメージに移行し、v0 または v1 の構成 API を v2 の構成 API に切り替えてください。

バージョン 0 またはバージョン 1 を使用して既存のセルフホステッド ゲートウェイを展開している場合、今後 2023 年 10 月 1 日までは引き続き通常どおり使用できます。2023 年 10 月 1 日以前の任意の時点で、既存のバージョン 0 またはバージョン 1 のコンテナー イメージと構成 API をバージョン 2 に移行してください。この日付以降は、バージョン 0 およびバージョン 1 の構成 API は利用できなくなります。

発表: https://azure.microsoft.com/ja-jp/updates/support-for-azure-api-management-selfhosted-gateway-version-0-and-version-1-ends-1-october-2023/

ドキュメント: https://learn.microsoft.com/ja-jp/azure/api-management/self-hosted-gateway-migration-guide?tabs=azure-cli

Azure サービス: App Services

廃止機能

Ruby 2.7 のサポートは 2023 年 4 月 12 日に終了します。この日付以降、Ruby 2.7 以降のバージョンは App Service でサポートされなくなります。アプリケーションは変更なしで引き続き動作しますが、2023 年 4 月 12 日以降はパッチを受け取れなくなります。

推奨アクション

リスクを最小限に抑えるために、2023 年 4 月 12 日までに、カスタム コンテナー内で動作するようにアプリケーションを移行する手順に従ってください。

発表: https://azure.microsoft.com/ja-jp/updates/rubysupport/

ドキュメント: https://github.com/Azure/app-service-linux-docs/blob/master/HowTo/use_ruby_with_container.md#how-to-run-ruby-on-rails-custom-container-on-app-service

Azure サービス: Backup

一般提供

Azure Backup での Vault-Archive レベルへのスマートな階層化の一般提供が開始されました。

バックアップ ポリシーを構成し、Azure Virtual Machines、Azure Virtual Machines 内の SQL Server/SAP HANA における Vault-Archive レベルの処理を自動化できます。これにより、自動化に含めることが可能な推奨復旧ポイント (Azure Virtual Machines の場合) が自動的に Vault-Archive レベルに移動されるようになります。これは、周期的な一定間隔のスケジュールで行われるか、ポリシーの設定に基づいて行われます。何日後に復旧ポイントを Vault-Archive レベルに移動させるかを指定することもできます。

発表: https://azure.microsoft.com/ja-jp/updates/general-availability-smart-tiering-to-vaultarchive-tier-for-azure-backup/

ドキュメント: https://learn.microsoft.com/ja-jp/azure/backup/archive-tier-support

Azure サービス: Batch

廃止機能

Azure Batch では、Low Priority Virtual Machines (低優先度 VM) と Spot Virtual Machines (スポット VM) を提供しています。低優先度 VM は非推奨の機能であり、2025 年 9 月 30 日に廃止されます。コンピューティング プラットフォームから公式に一般提供 (GA) されるプリエンプティブル オファリングであるスポット VM の使用へ移行してください。

発表: https://azure.microsoft.com/ja-jp/updates/azure-batch-low-priority-vms-will-be-retired-on-30-september-2025/

ドキュメント: https://learn.microsoft.com/ja-jp/azure/batch/low-priority-vms-retirement-migration-guide

廃止機能

ログ/ジョブ/プール データは、Azure portal のログ、アラート、ログ エクスポートなどのより高度な他の方法を使って、必要なときに収集し、使用できるため、ジョブ/プール有効期間統計 API は 2023 年 4 月 30 日に廃止されます。

発表: https://azure.microsoft.com/ja-jp/updates/azure-batch-jobpool-lifetime-statistics-api-will-be-retired-on-30-april-2023/

ドキュメント: https://learn.microsoft.com/ja-jp/azure/batch/job-pool-lifetime-statistics-migration-guide

廃止機能

セキュリティのベスト プラクティスに従い、TLS の使用をバージョン 1.2 以降のみに限定することを目指す業界標準に準拠するために、2023 年 3 月 31 日に Azure Batch TLS 1.0/1.1 は廃止されます。同日までに Batch TLS 1.2 の使用へ移行してください。

発表: https://azure.microsoft.com/ja-jp/updates/azure-batch-tls-1011-will-be-retired-on-31-march-2023/

ドキュメント: https://learn.microsoft.com/ja-jp/azure/batch/batch-tls-101-migration-guide

Azure サービス: Cognitive Services

廃止機能

Language Understanding (LUIS) は 2025 年 10 月 1 日に廃止されます。同日までに、Azure Cognitive Services for Language の機能の 1 つである会話言語理解に移行してください。会話言語理解は、LUIS の多数の機能に加えて、以下のような拡張機能を提供します。

最先端の機械学習モデルを使用した高度な AI 品質

ある言語でトレーニングし、他の言語で予測できる多言語機能

オーケストレーション ワークフローを使用した、会話言語理解とカスタムの質問応答プロジェクト間の組み込みのルーティング

Azure Cognitive Services for Language で提供される一連の機能へのアクセス

2023 年 4 月 1 日以降、Language Understanding (LUIS) の新たなリソースは作成できなくなります。この日より前に作成された Language Understanding のリソースは、すべて 2025 年 10 月 1 日までサポートされます。

必要なアクション

Language Understanding (LUIS) を使用しているアプリケーションの中断を回避するために、まず Cognitive Service for Language の会話言語理解機能の料金を確認してください。

発表: https://azure.microsoft.com/ja-jp/updates/language-understanding-retirement/

ドキュメント: https://learn.microsoft.com/ja-jp/azure/cognitive-services/language-service/conversational-language-understanding/how-to/call-api?tabs=language-studio#send-a-conversational-language-understanding-request

Azure サービス: Database for MySQL

廃止機能

Azure Database for MySQL 単一サーバーは 2024 年 9 月 16 日に廃止されます。同日までにフレキシブル サーバーに移行する必要があります。

フレキシブル サーバーは、稼働準備済みの新たなフル マネージド データベース サービスであり、単一サーバーにさまざまな改善を加えることによって、次のように機能が強化されています。

バースト可能なレベルのコンピューティング オプションのサポートなど、コスト最適化の方法をさらに提供。
低遅延、高い同時実行性、高速フェールオーバー、高いスケーラビリティを必要とするビジネス クリティカルな実稼働ワークロードのパフォーマンスの向上。
同じゾーンまたは別のゾーンでホット スタンバイを構成する機能と、サーバーの計画メンテナンス用の 1 時間の時間枠によるアップタイムの向上。
必要なアクション
2024 年 9 月 16 日までに、Azure Data Migration Service を使用して Azure Database for MySQL フレキシブル サーバーに移行してください。

発表: https://azure.microsoft.com/ja-jp/updates/action-required-migrate-to-azure-database-for-mysql-flexible-server-by-16-september-2024/

ドキュメント: https://learn.microsoft.com/ja-jp/azure/mysql/single-server/whats-happening-to-mysql-single-server#frequently-asked-questions-faqs

Azure サービス: Database for PostgreSQL

廃止機能

PostgreSQL 11 のコミュニティ サポートは 2023 年 11 月 9 日に終了します。PostgreSQL 11 で動作する Azure Database for PostgreSQL – Hyperscale (Citus) クラスターは、サポートされていない PostgreSQL バージョンで動作するリスクを回避するために、同日までに、より上のバージョンの PostgreSQL にアップグレードする必要があります。

必要なアクション

ワークロードの中断や、サポートされていない PostgreSQL バージョンで動作するリスクを回避するために、PostgreSQL 11 を使用している Azure Database for PostgreSQL – Hyperscale (Citus) クラスターは、2023 年 11 月 9 日までに、より上のバージョンの PostgreSQL にアップグレードしてください。

発表: https://azure.microsoft.com/ja-jp/updates/hyperscalecitus-pg11/

ドキュメント: https://learn.microsoft.com/ja-jp/azure/postgresql/single-server/concepts-version-policy#retired-postgresql-engine-versions-not-supported-in-azure-database-for-postgresql

Azure サービス: Firewall

プレビュー機能

Azure Firewall Basic は、中小企業向けに設計された Azure Firewall の新たな SKU です。主なメリットは以下のとおりです。

クラウドネイティブの包括的なネットワーク ファイアウォール セキュリティ:

ネットワークおよびアプリケーション トラフィックのフィルタリング
脅威インテリジェンスによる、悪意のあるトラフィックに関する警告
組み込みの高可用性
Azure セキュリティ サービスとのシームレスな統合

シンプルなセットアップと使いやすさ:

ほんの数分でセットアップ
展開の自動化 (コードとして展開)
自動更新により、メンテナンスは不要
Azure Firewall Manager による一元管理

コスト効率の良さ:

仮想ネットワーク内のリソースに不可欠な保護機能をコスト効率よく提供できるように設計

発表: https://azure.microsoft.com/ja-jp/updates/public-preview-azure-firewall-basic/

ドキュメント: https://azure.microsoft.com/ja-jp/blog/azure-firewall-basic-now-in-preview/

プレビュー機能

現在パブリック プレビュー中の Azure Firewall のポリシー分析では、Azure Firewall を通過するトラフィックの可視性が強化され、アプリケーションのパフォーマンスに影響することなく、ファイアウォールの構成を最適化できます。

クラウドへのアプリケーションの移行の加速に伴って、増大するアプリケーションのニーズを満たし、脅威の状況の変化に対応するために、Azure Firewall の構成を毎日 (場合によっては毎時間) 更新することが一般的となっています。多くの場合、変更の管理は、さまざまな地域に分散する複数の管理者によって行われます。

時間がたつにつれて、ファイアウォールの構成が最適なものでなくなり、ファイアウォールのパフォーマンスやセキュリティに影響することがあります。アプリケーションに影響を及ぼしたり、重大なダウンタイムを発生させたりすることなく、ファイアウォール ルールを最適化することは、あらゆる IT チームにとって困難な作業です。ポリシー分析は、ファイアウォールのフロー ログ、ルールとフローの一致、ルールのヒット率、単一ルール分析などの機能により、ファイアウォールを通過するトラフィックを可視化することによって、IT チームが抱えるこのような課題の解決を支援します。IT 管理者は、Azure portal からのシンプルな数ステップで Azure Firewall ルールを改善することができます。

発表: https://azure.microsoft.com/ja-jp/updates/public-preview-policy-analytics-for-azure-firewall/

ドキュメント: https://azure.microsoft.com/ja-jp/blog/strengthen-your-security-with-policy-analytics-for-azure-firewall/

Azure サービス: Machine Learning

一般提供

Azure Machine Learning からの電子メール通知の構成: この機能では、更新、問題、またはイベントに関する電子メール通知を生成できます。究極的には、ジョブおよび推論のエンドポイント イベントに関連する電子メール通知を生成するための合理化されたプロセスを利用できます。

テキストの固有表現認識 (NER) を使用したテキスト ドキュメント データのラベル付け: この機能では、ドキュメント内の単語 (トークン)、文、または段落にタグやラベルを追加できます。ML Assist を使用してラベル付けプロセスを高速化し、100 以上の言語にタグ付けすることができます。

発表: https://azure.microsoft.com/ja-jp/updates/azure-machine-learning-general-availability-updates-for-september-2022/

ドキュメント: https://azure.microsoft.com/ja-jp/updates/azure-machine-learning-general-availability-updates-for-september-2022/

プレビュー機能

マネージド ID を使用したコンピューティング インスタンスの構成: この機能により、管理者は、機密データへのユーザーのアクセスを制御し、コンピューティング インスタンスでの作業時にのみアクセス可能にすることができます。これにより、データ保護のレベルが向上します。

AzureML でのモデルやジョブ間の品質の比較と評価: この機能では、パラメーター、メトリック、タグの違いを確認でき、モデルやジョブの品質および有効性の判断が促進されます。この機能により、モデルを再トレーニングするか、展開するかをすばやく判断できるようになります。

アイドル状態のコンピューティング インスタンスの自動停止の構成: この機能により、非アクティブなコンピューティング インスタンスが自動的にシャットダウンされることで、使用していないコンピューティング インスタンスのコストを節約できます。

発表: https://azure.microsoft.com/ja-jp/updates/azure-machine-learning-public-preview-updates-for-september-2022/

ドキュメント: https://azure.microsoft.com/ja-jp/updates/azure-machine-learning-public-preview-updates-for-september-2022/

Azure サービス: Maps

プレビュー機能

Azure Maps Creator に、屋内マップのスタイルをカスタマイズする機能が追加されました。カスタム スタイルを使用することで、屋内マップのレンダリング方法を完全にカスタマイズできます。フィーチャーの色から、レンダリングするアイコン、フィーチャーの表示/非表示を切り替えるズーム レベルまで、すべてが構成可能です。スタイルの構成が完了したら、その構成設定を他の屋内マップで使用できます。

発表: https://azure.microsoft.com/ja-jp/updates/public-preview-new-azure-maps-creator-feature-custom-styling/

ドキュメント: https://learn.microsoft.com/ja-jp/azure/azure-maps/how-to-create-custom-styles

Azure サービス: Monitor

廃止機能

Application Insights Java 2.X SDK は 2025 年 9 月 30日に廃止され、この日以降、サポートされなくなります。同日までに、OpenTelemetry ベースの Java 3.X 自動インストルメンテーションにアップグレードすることをお勧めします。Java 3.X 自動インストルメンテーションは、Application Insights Java 2.X SDK のすべての機能に加えて、以下のような新機能を提供します。

最も一般的な Azure SDK、MongoDB、Kafka、Cassandra (など) を含む、拡張された分散トレース自動収集
JMX および Micrometer メトリックの自動収集
コードなしのオンボーディングによる、容易な展開とアップグレード
アップグレードしないことを選択した場合、データは引き続き Application Insights に送られます。しかし、この SDK で開かれた Azure サポート ケースに対しては、マイクロソフトはサポートを提供できなくなり、またお客様は最新の製品機能を受け取れなくなります。

発表: https://azure.microsoft.com/ja-jp/updates/application-insights-java-2x-retirement/

ドキュメント: https://learn.microsoft.com/ja-jp/azure/azure-monitor/app/java-standalone-upgrade-from-2x

廃止機能

Azure Monitor ITSM Connector の ServiceNow アラート作成機能は、2025 年 9 月 30 日に廃止されます。現在、この機能を使用して Azure Montor アラートから ServiceNow にアラートを作成しており、ServiceNow で Azure Monitor アラートを引き続き受信したい場合は、セキュア Webhook 統合を使用してインシデントを作成するか、またはイベントを作成することができます。この日付までに、Azure Monitor ログ アラートに移行してください。 2025 年 9 月 30 日以降、ServiceNow へのアラートの送信はこの方法でしか行えなくなります。

発表: https://azure.microsoft.com/ja-jp/updates/azure-monitor-itsm-connector-for-creating-servicenow-alerts-will-be-retired-on-30-september-2025/

ドキュメント: https://learn.microsoft.com/ja-jp/azure/azure-monitor/alerts/itsm-connector-secure-webhook-connections-azure-configuration

Azure サービス: Redis Cache

廃止機能

Redis バージョン 4 はオープン ソース コミュニティでサポートされなくなったため、Azure Cache for Redis で廃止されます。バージョン 4 を実行しているキャッシュ インスタンスがある場合は、2023 年 6 月 30 日までにバージョン 6 にアップグレードする必要があります。同日までは、最近のバージョンのセキュリティ修正プログラムがバージョン 4 に引き続きバックポートされます。

発表: https://azure.microsoft.com/ja-jp/updates/upgrade-your-azure-cache-for-redis-instances-to-use-redis-version-6-by-30-june-2023/

ドキュメント: https://learn.microsoft.com/ja-jp/azure/azure-cache-for-redis/cache-how-to-upgrade

Azure サービス: SDK

廃止機能

現在の Azure SDK ガイドラインに準拠していない Azure SDK for .NET および Go ライブラリのサポートが 2023 年 9 月 30 日に終了します。新しい Azure SDK ライブラリは、一貫性のあるエクスペリエンスを促進させ、お客様のセキュリティ体制を強化するために定期的に更新されます。新機能や重要なセキュリティ更新プログラムを利用できるよう、2023 年 9 月 30 日よりも前に、新しい Azure SDK for .NET および Go ライブラリに移行してください。

2023 年 9 月 30 日以降も古いライブラリを引き続き使用できますが、この日を過ぎると、マイクロソフトから公式サポートや更新プログラムは提供されなくなります。このような古いライブラリは 2023 年 3 月31 日まで対象指定機能更新プログラムを受信できます。

新しい Azure SDK for .NET および Go ライブラリに移行したくない場合は、現在の Azure SDK ライブラリのソース コードをオープン ソースとして GitHub で入手できます。このコードを引き続き使用し、必要に応じて独自の修正を適用できます。

発表: https://azure.microsoft.com/ja-jp/updates/update-your-azure-sdk-libraries-of-net-and-golang-by-30-september-2023/

ドキュメント:

Azure サービス: SQL Database

新機能

クエリ オプティマイザーの実行プランの枠を越えて、特定の条件に合わせてクエリを手動で最適化する必要があるときには、クエリ ストアのヒント機能が役立ちます。この機能は、アプリケーション コードを変更することなく、クエリのプランや動作を形成するための使いやすい手段となります。タイト ループ内でさまざまなヒントを試して、パフォーマンスへの影響を評価でき、すべての操作を SQL Server Management Studio (SSMS) または Azure Data Studio 内で行えます。

発表: https://azure.microsoft.com/ja-jp/updates/query-store-hints-for-sql-db-and-sql-mi-ga/

ドキュメント: https://learn.microsoft.com/ja-jp/sql/relational-databases/performance/query-store-hints?view=sql-server-ver16

Azure サービス: Virtual Machines

リージョンの更新

中国北部 3 の Azure リージョンで Azure Ultra Disk Storage の提供が開始されました。Azure Ultra Disk Storage は、Azure Virtual Machines 向けの高スループット、高 IOPS (1 秒あたりの入出力処理回数)、一貫性のある低待機時間のディスク ストレージを提供します。Ultra Disk Storage は、SAP HANA などのデータ集約型ワークロード、最上位データベース、トランザクション集約型ワークロードに適しています。

ドキュメント: https://learn.microsoft.com/ja-jp/azure/virtual-machines/disks-types#ultra-disk

Azure サービス: Virtual Network

廃止機能

Azure Basic Load Balancer は 2025 年 9 月 30 日に廃止されます。既存の Basic Load Balancer についてはこの日まで引き続き使用できますが、新しい Basic Load Balancer は 2025 年 3 月 31 日以降、展開できなくなります。

ワークロードが適切に分散されるようにするためには、Standard Load Balancer にアップグレードする必要があります。Standard 版では、以下のように機能が大幅に高められています。

高パフォーマンスで超低遅延、さらに回復力にも優れた負荷分散。
セキュリティが既定の設定 — ネットワーク セキュリティ グループによって許可されているものを除いて、すべての受信フローをブロック。
多次元のメトリックやアラート、リソースの正常性、監視などの診断機能。
99.99 パーセントの可用性を保証する SLA。
Azure Cloud Services (延長サポート) で Basic Load Balancer を展開している場合、展開されているバランサーにはこの廃止による影響はありません。バランサーに対して実行する必要があるアクションはありません。

発表: https://azure.microsoft.com/ja-jp/updates/azure-basic-load-balancer-will-be-retired-on-30-september-2025-upgrade-to-standard-load-balancer/

ドキュメント: https://azure.microsoft.com/ja-jp/updates/azure-basic-load-balancer-will-be-retired-on-30-september-2025-upgrade-to-standard-load-balancer/

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