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Azureに関する技術情報

Azure Weekly Update – 2021 年 6 月 18 日

製品紹介

Azure に関する発表のニュースレター

2021 年 6 月 11 日~ 2021 年 6 月 17 日

発表の概要

ターゲット リンク 概要
Azure リージョン リージョンの更新 – 更新数: 1
Backup 一般提供 – 更新数: 1
Cost Management 価格の更新 – 更新数: 1
Data Explorer 一般提供 – 更新数: 1
Data Factory 一般提供 – 更新数: 1
Data Lake Storage 一般提供 – 更新数: 1
Maps 一般提供 – 更新数: 1
Monitor 一般提供 – 更新数: 1
Sphere 一般提供 – 更新数: 1
Storage 一般提供 – 更新数: 1
Virtual Machines 価格の更新 – 更新数: 1
リージョンの更新 – 更新数: 1
Virtual Network プレビュー機能 – 更新数: 1

発表の合計:13

発表の詳細

Azure サービス: Azure リージョン

リージョンの更新

このたび、マイクロソフトの最新の持続可能なデータセンター リージョン「West US 3」をアリゾナ州に開設します。この新しい West US 3 データセンター リージョンには、Azure Availability Zones が含まれます。データセンターの障害に対する許容度を高めるために、独立した電源、ネットワーク、および冷却設備を備えた専用の物理的なデータセンター拠点を有するリージョンを設計することで、お使いのアプリケーションの回復性を高めます。Azure では、この新しいリージョンと Availability Zones の利用をお考えのお客様に、Azure Resource Mover による複数リソースのリージョン間での移動手段をご用意しています。

発表: Microsoft Azure がアリゾナ州の新しいクラウド リージョンから利用可能に | Azure の更新情報 | Microsoft Azure

ドキュメント: クラウド サービスの拡張: マイクロソフト、アリゾナ州に持続可能なデータセンター リージョンを開設 | Azure のブログと更新情報 | Microsoft Azure

Azure サービス: Backup

一般提供

Azure VM で実行されている SQL Server と SAP HANA のデータベース向けに、Azure Backup によるリージョンをまたがる復元 (CRR) 機能の一般提供が開始されました。Azure VM に対しては、CRR が既に一般提供されています。Azure Backup を利用すると、geo レプリケートされたバックアップ データを使用して、Azure VM で実行されている SQL と SAP HANA のデータベースを Azure のペア リージョンに復元できるようになります。セカンダリ リージョンに既にあるデータを利用できるので、障害からの保護を強化できます。お使いのバックアップ コンテナーで CRR を有効にすれば、計画的、計画外を問わずインシデントの発生時に Azure ペア リージョンでセルフサービスの回復を実行できるようになります。

発表: 一般提供: Azure VM で実行されている SQL/SAP HANA のリージョンをまたがる復元 | Azure の更新情報 | Microsoft Azure

ドキュメント: Recovery Services コンテナーを作成して構成する – Azure Backup | Microsoft Docs

Azure サービス: Cost Management

価格の更新

Azure Database for PostgreSQL、Azure Database for MySQL、Azure Key Vault、Azure Logic Apps、および Azure Media Services のエンコード機能の無料容量を使用して、構築を始めましょう。このたび、対象となる Azure 無料アカウント ユーザーに対して提供が開始されました。これらの無料容量は、ユーザーが Azure 無料アカウントにサインアップする際に得られる無料サービスの一部として提供されます。

発表: Azure 無料アカウントで 5 つの追加無料サービスを提供 | Azure の更新情報 | Microsoft Azure

Azure サービス: Data Explorer

一般提供

Azure Data Explorer (ADX) で、仮想ネットワーク インジェクションがサポートされます。これまでお客様は、仮想ネットワークにサービスを問題なく展開するために必要なネットワーク セキュリティ グループ (NSG) ルールの手動での構成方法に課題を抱えておられました。サブネットを “Microsoft.Kusto/clusters” に設計すると、自動的に必要な NSG ルールが適用されます。サブネットの委任によって、お客様は仮想ネットワークに挿入する必要のある任意の Azure PaaS サービスに対して特定のサブネットを指定できるようになります。サブネットを Azure Data Explorer に委任すると、サービスがそのサブネットに対していくつかの基本的なネットワーク構成ルールを設定できるようになるため、ADX の動作を安定させるのに役立ちます。2021 年 6 月初めから、Azure Data Explorer を仮想ネットワークに展開すると、”Microsoft.Kusto/clusters” に対するサブネットの委任が強制的に構成されます。

発表: 一般提供: Azure Data Factory と Azure Synapse を使用したデータ フローでの SQL Server のサポート | Azure の更新情報 | Microsoft Azure

ドキュメント: 新しいデータ フロー コネクタ: ソースおよびシンクとしての SQL Server (microsoft.com)

Azure サービス: Data Factory

一般提供

データ フローは、Azure Data Factory と Azure Synapse の Just-In-Time の Spark コンピューティングを使用して大規模に実行される、ローコードの視覚的なデータ変換ツールです。このたび、データ フロー内でお客様のオンプレミスと VM ベースの SQL Server にネイティブに接続できるようになりました。

発表: 一般提供: Azure Data Factory と Azure Synapse を使用したデータ フローでの SQL Server のサポート | Azure の更新情報 | Microsoft Azure

ドキュメント: 新しいデータ フロー コネクタ: ソースおよびシンクとしての SQL Server (microsoft.com)

Azure サービス: Data Lake Storage

一般提供

Azure Data Lake Storage の静的 Web サイトの一般提供が開始されました。静的 Web サイトを使用して Azure Data Lake Storage から静的コンテンツを直接ホストし、その Web サイトのパブリック URL を使用してブラウザーからそのサイト コンテンツを表示できます。

発表: Azure Data Lake Storage の静的 Web サイトの一般提供を開始 | Azure の更新情報 | Microsoft Azure

ドキュメント: Azure Storage での静的 Web サイト ホスティング | Microsoft Docs

Azure サービス: Maps

一般提供

一般提供が開始された Azure Maps の Elevation Service は、4 m 未満の絶対精度と 2 m 未満の相対精度で、極から極までをカバーします。標高データとは、デジタル地形モデル (DTM) のことで、人工のエンティティ (建物など) は人為的に平坦化され、地表に対して標高が測定されます。この API は、GET と POST 両方の操作をサポートし、標高情報を取得するための以下の 3 つのモードを備えています。特定の地点 (1 つまたは複数) の標高。特定の境界内の指定された間隔での標高。特定のパス沿いの標高。

発表: Azure Maps Elevation API の一般提供を開始 | Azure の更新情報 | Microsoft Azure

ドキュメント: Azure Maps Elevation API の一般提供を開始 (microsoft.com)

Azure サービス: Monitor

一般提供

一般提供が開始された Azure Monitor エージェント (AMA) をデータ収集ルール (DCR) と組み合わせて使用すると、データ収集の主要領域が向上します。これらの領域には、きめ細かく柔軟な構成 (例: 1 つのワークスペースの VM のサブセットから収集する)、1 回の収集での Log Analytics (マルチホーミング) と Azure Monitor の両方のメトリックへの送信、ソースでのデータ フィルター、拡張機能の管理の向上、全般的なパフォーマンスの向上などがあります。DCR によって、ユーザーがどのデータを収集するか、それをどこに送信すべきかを指定するルールを定義できるようになるため、この操作が簡素化されます。データ ソースまたは送信先に依存しないため、どちらからも独立して、きめ細かな対象を絞ったデータ収集を、ユーザーが必要とする方法で構成できるだけの柔軟性が得られます。

発表: Azure Monitor エージェントとデータ収集ルールの一般提供を開始 | Azure の更新情報 | Microsoft Azure

ドキュメント: Azure Monitor の強力なエージェントと簡素化されたデータ収集の世界 – 一般提供開始 – Microsoft Tech Community

Azure サービス: Sphere

一般提供

Azure Sphere OS 品質更新プログラム 21.06 の評価版の提供が Retail Eval フィードで開始されました。Retail Evaluation の期間として、14 日間が設けられており、下位互換性のテストを行うことができます。このリリースが Retail フィードを通じて広く展開される前に、ご自身のアプリケーションやデバイスがこのリリースで正常に動作することをこの期間中に検証してください。OS バージョン 21.06 が 2 週間後に公開されるまで、Retail フィードは引き続き OS バージョン 21.04 を提供します (注: 21.05 の更新プログラムはありません)。

発表: 一般提供: Azure Sphere OS バージョン 21.06 の提供を 6 月 23 日に開始 | Azure の更新情報 | Microsoft Azure

ドキュメント: Azure Sphere OS のフィード – Azure Sphere | Microsoft Docs

Azure サービス: Storage

一般提供

インデックス タグが提供される前は、Blob コンテナー内の特定のオブジェクトをすばやく検索する機能が必要なソリューションは、セカンダリ カタログを保有する必要がありました。Blob インデックス タグは、タグを追加し、その情報 (例: StoreID == “123”) を使用してすばやくクエリやフィルター処理を実行するための組み込みの機能を備えています。これにより、別のクエリ システムが不要になり、ソリューションが簡素化されます。そしてこのたび、Blob インデックス タグの一般提供が開始されました。これには、アップロード時かアップロード後のどちらでもインデックス タグを設定できる機能が含まれます。これらのインデックスは、削除や層間での移動を自動化するライフサイクル管理の一環として利用できます。一例として、「Project == “Contoso”」の場合に 180 日よりも古い Blob をすべて削除するライフサイクル ルールなどが挙げられます。

発表: Azure Blob インデックス タグの一般提供を開始 | Azure の更新情報 | Microsoft Azure

ドキュメント: Azure Storage の BLOB インデックスを使用したデータの管理と検索 — プレビュー開始 | Azure のブログと更新情報 | Microsoft Azure

Azure サービス: Virtual Machines

価格の更新

Azure のお客様に最高の価値を提供する取り組みの一環として、このたび、DCsv2 シリーズの Azure Virtual Machines の価格を 37% 値下げしました。新しい価格は、2021 年 6 月 1 日より、DCsv2 シリーズが提供されているすべてのリージョンに適用されます。DCsv2 シリーズは、パブリック クラウドで処理中のデータやコードの機密性と整合性を保護できます。

発表: 一般提供: DCsv2 仮想マシンの Confidential Computing の値下げ | Azure の更新情報 | Microsoft Azure

ドキュメント: Azure Confidential Computing – 使用中のデータを保護 | Microsoft Azure

リージョンの更新

Confidential Computing DCsv2 シリーズの仮想マシン (VM) が、オーストラリア東部で提供開始されました。オーストラリア南東部については今後数週間以内に提供が開始され、ディザスター リカバリー機能が提供されます。DCsv2 シリーズは、パブリック クラウドで処理中のデータおよびコードの機密性と整合性を保護するのに役立ちます。これらのマシンは、最新世代の Intel XEON E-2288G (Coffee Lake) と SGX テクノロジによって支えられています。Intel® Turbo Boost Technology により、これらのマシンは最大 5.0 GHz まで高速化できます。DC シリーズのインスタンスを使用すると、安全なエンクレーブベースのアプリケーションを構築して、コードやデータをその使用中に保護できます。

発表: Azure Virtual Machines DCsv2 シリーズがオーストラリアで提供開始 | Azure updates | Microsoft Azure

ドキュメント: リージョン別の利用可能な製品 | Microsoft Azure

Azure サービス: Virtual Network

プレビュー機能

Private Edge Zones の進化である Azure プライベート マルチアクセス エッジ コンピューティング (MEC) は、単一のプラットフォームやサービスから、エッジでまとめて実行されるエッジ コンピューティング、マルチアクセス ネットワーク スタック、およびアプリケーション サービスの組み合わせへと可能性の範囲を広げます。これらの機能は、統合の複雑さを簡素化し、クラウドからのサービスをセキュアに管理して、高パフォーマンスのネットワークやアプリケーションを実現するのに役立ちます。Azure プライベート MEC ソリューションのほかにも、以下のようなマイクロソフトおよびパートナー様のサービスとソリューションを発表します。新しい Azure Network Function Manager (パブリック プレビュー) サービス、Azure Stack Edge での Metaswitch Fusion Core のサードパーティ サービス、Azure Stage Edge での Affirmed Private Network Service のサードパーティ サービス、パートナー様からの新しい Azure Marketplace ソリューション

発表: 新しい Azure プライベート MEC ソリューションを発表 | Azure の更新情報 | Microsoft Azure

ドキュメント: 5G、エッジ コンピューティング、およびクラウドによってエンタープライズの可能性を引き出す | Azure のブログと更新情報 | Microsoft Azure

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